低炭水化物ダイエット
- 簡単実践ナビ
誘導段階、減量段階、前体重維持段階、体重維持段階とに分けて方法を述べているサイトがありますが、たいへん危険であるので記載しません。(救急車で病院へ運ばれた人を何人も知っている)
1日最低でも約100gの炭水化物の摂取が必要。誘導段階では炭水化物を1日20gに制限します。このような栄養バランスが偏ったダイエット法は、危険ですので止めましょう。炭水化物の摂取量を適量にすればいいと考えます。ご飯の量で一回140~200gが適量です。または、夜は炭水化物を減らすいったプチ低炭水化物ダイエットにする工夫が必要。
- すすめられない理由
健康的に痩せる方法ではない。
一生続けられる方法ではない。
2007年頃アメリカで流行ったが、今ではする人はほとんどいない。
このダイエット法の成功者がいるが、一方で挫折、リバウンドが多いと聞く。
プロボクサーなどが減量で使う方法だが、専門のスタッフがいる。
- 低炭水化物ダイエットの理論
炭水化物の摂取を控え、その分、高蛋白質で補うのが低炭水化物ダイエットです。
簡単に説明すると、炭水化物を摂取するとブドウ糖に変わり、エネルギーとして全身に送られます。糖分の代わりに脂肪をエネルギーとして使われる状態にして、痩せるという理論です。
もう少し詳しく説明すると、炭水化物を短時間で摂取すると急激に血糖値が上がりインスリンが分泌されます。インスリンは血中の糖分を脂肪にして血糖値を下げようとするので、炭水化物をたくさん取ると脂肪が作られ、太る原因になります。なんと脂質の取り過ぎだけでなく、糖質の取り過ぎも脂肪を作るのです。炭水化物を減らすと、インスリンの代わりにグルカゴンが分泌されます。グルカゴンは脂肪を分解し、エネルギーとして使われるようにします。
- 私見
低炭水化物ダイエットは低インスリンダイエットと同じ理論が成り立ちます。人体は複雑で簡単に述べる事はできませんが、簡潔に述べると次のようになると考えてください。摂取した糖質は一度肝臓に蓄えられます。肝臓に蓄えられる糖質の量は、一度に100gです。これを越え増えると血中で糖質は増えます。そうなるとインスリンの出番です、インスリンは糖質を脂肪に変えることで血糖値を正常値に保とうとします。
ここでポイントは、一回の食事で糖質100g以下にすれば、脂肪はつかないという事です。一般に糖質の多くは白米とおかずで摂取されます、白米100gで糖質約36.8gなので、一回の食事で180g前後白米を食べれます、結構な量です。無理してこのダイエット法をするより腹八分目などの食生活で痩せる事が可能だと個人的に思います。
高蛋白質も問題です。蛋白質も消費されない分は尿・便で排出されるのではなく、脂肪に変わると学校で習いました。(蛋白尿が出ると病気の疑いがあります)
■ 低炭水化物ダイエットの注意点
低炭水化物ダイエットは注意点が多くある危険性を帯びたダイエット法です。
- 筋肉が痩せる
炭水化物は、通常、摂取カロリーの主となるものです。
必要摂取カロリーが不足すると、筋肉を分解しエネルギーにするため、筋肉が痩せ、基礎代謝が減り、太りやすい体質になります。
- 炭水化物の一日の必要摂取量
1日最低でも約100gの炭水化物の摂取が必要(白米200gで炭水化物約74g)。極端に取らないと低血糖症を起こし、だるさ、精神的ストレス、嘔吐、ふるえなどの症状が出ます。
- 動脈硬化
炭水化物の摂取を控え、その分、高蛋白質で補うのが低炭水化物ダイエットです、肉で補う場合、食べ過ぎるとコレステロール値の上昇、動脈硬化を起こす可能性がある。
- 集中力低下など
炭水化物は脳の唯一の栄養素であり、過剰に減らすと集中力の低下、記憶力の低下など脳の活動低下を引き起こす。
*脳細胞のエネルギー源はブドウ糖だけではないという研究報告があります。
- 疲労蓄積
炭水化物を過剰に減らすと、体内のたんぱく質が分解され、疲労が蓄積されやすくなる。
- 肝機能が低下
炭水化物を過剰に減らすと、肝臓に貯蓄されている糖質が分解され、肝機能が低下する。
- ケトン体
体脂肪を燃焼させエネルギーとして使うと、ケトン体ができます。ケトン体が異常に増加すると血液が酸性に傾き、過呼吸、失神、昏睡、不整脈を引き起こすことがある。
■ 低炭水化物ダイエットのメリット・デメリット
- メリット
体脂肪をエネルギーとして消費されやすくなる
カロリー計算しなくていい
お肉を食べられる
血糖値上昇の抑制
- デメリット
注意点がいくつもある
- このダイエットに向いている方(再現性を高めるために)
白米が大好きじゃない方(多くの日本人は、「白米は美味しい」と感じますので、限られた方向けのダイエット法だと思います)
お肉が好きな方
白米を食べ過ぎている方
肝臓、腎臓の病気をされていない方
栄養管理ができる方
症状が出たら無理しない方(体調管理できる方)
医療費が高く、また、個人主義で自己・健康管理がしっかりできる欧米人の炭水化物中毒の方向けのダイエット法。(アメリカは健康志向が高く、また、客観的に自分の健康をチェックできる)
*あとがき
糖質依存症という病気があります。少しの空腹感でも嫌で、血糖値が上がった状態を好む病気です。アルコール依存症、ニコチン依存症と同様で病気です。病気なのでお医者さんにご相談される事をおすすめします。